パロネタ カッパまき!

バレンタイン おいしいチョコ作れるカナ?!
失敗しても おいしく食べて

ももこっちはまだ知らないんだな。男の子にとって「手作りチョコ」がどれだけ嬉しい贈り物なのかってこと
が。味なんて大した意味を持たないのです。お菓子職人のように上手く作れなくても構わない。必要なのは
ただ一つ。想いを込めて作ること。恋の味は、職人さんでも真似できません。「男の子への想い」こそが最
高のスパイスなんですから。





中学・高校・大学の青春時代の大切な6年間を「二次元美少女ヲタ」という日常生活とは隔離された空間で
過ごしてしまったツケなのか、(男の子向けの恋愛アドベンチャーゲームのような)バレンタインに纏わるエト
セトラを脳内で勝手に作り出してしまう慢性的な病気を患っています。真っ当な生活をしていれば○○だっ
たはずなのに。僕の思考はいつもそんな被害妄想に満ちている。



僕は、青春時代の恋愛は成就するか否かは重要だと思ってました。誰々が好きだった。だけど告白でき
なかった。告白したけどフラれてしまった。告白は成功して付き合ったけど理想と現実とのギャップに苦しん
で別れた。僕が「青春時代の淡い初恋」に異常な程に執着を見せるのは、そういう思い出が欠落している
からなのでしょう。



ももこっちに手作りのチョコを貰って、「ももこっち攻略フラグが立った!」と心の中で思いたかった。彼女の
作った生焼けのクッキーを食べて、お腹を壊してしまい、しどろもどろするももこっちを見て「ああ、これがギ
ャルゲーならイベントCG1枚追加する場面だろうなあ」と思いたかった。卒業式の日にも告白できず、堤防
の上から「女々しい野郎どもの詩」を大声で歌いたかった。制服のリボンを自分で外させ、「テツナリ君な
ら…いいよ…」と言わせ、ピアノ調のBGMが流れるシーンに突入したかった。こんな虚しいチョコを貰う大人
にはなりたくなかった。





桃師匠とこの2月16日の更新をパロっちゃいました(爆)




思春期に〜♪ 少年から〜♪ 大人に〜変わる〜♪
道を捜していた〜♪ 汚れありまくりのままに〜♪
飾られた〜♪ 行きばのない〜♪ 押し寄せる人波に〜♪
本当の幸せ教えてよ〜♪ 壊れかけのアニラジ専用ラジカセ〜♪